かながわ総合法律事務所

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過払い金に関するQ&A

Q
「過払い金」という言葉を電車広告や新聞でみましたが、過払い金ってなんですか?

過払い金とは、消費者金融や信販会社に対して払いすぎてしまった利息(お金)です。

平成18年の最高裁の判断がでるまでは、消費者金融は当然のことながら、お買い物機能のきれいなイメージのあるクレジット会社でも、利息制限法に違反する利息で貸付を行いその返済を受けていました。

この「払いすぎてしまった利息(お金)」とは、

①10万円未満の借入れであれば20%を超える部分の利息

②10万円以上で100万円未満の借入れであれば18%を超える利息の部分

③100万円以上の借入れであれば15%を超える利息の部分

となります。

10年弱ぐらい返済を続けていた方では、数十万ぐらいの過払い金は大体の方が発生します。

取引が頻繁な方や15年以上取引のある方であれば、100万円~200万円ぐらい発生している方もいます。

Q
私はMAX50万円ぐらい借りていて、29%ぐらいの利息を払っていたのですが…では払いすぎということなんですか?

「払いすぎの金利なんて本当にそんなことあるのですか?」

と初めて耳にする方は思われるかもしれませんが、実際は多くの方が存在するというのが現実です。

一方で平成19年頃からは、適正な利息(上記①~③の15%~20%)による新規の貸付けも多く見られます。

また、それ以前から取引のある顧客とは契約変更・契約見直しを行い上記の正しい利息になっていることも多いですが、それ以前の昭和から平成18年頃までは、銀行系を除くほとんどの会社が現在で言う違法な利息での貸付けという状態でした。

なお、消費者金融などが借入先の方では、未だに違法利息(20%を超える利息)で支払いを続けている方も、稀に見受けられます。

Q
私は8年以上○○○に支払いを続けている状況ですが、過払い金が発生していますか?

過払い金が発生しているかどうかは、過去の借入れ状況・返済状況により異なるので、正式な調査をかけるまではどれぐらい発生しているかは分かりません。

ただ、8年以上返済しているのならば、過払い金が発生している確率は極めて高いと言えます。

目安として、平成18年より前から、限度額が50万円以上・5年以上借入れと返済を頻繁に繰り返している場合には、発生している可能性がでてきます。

10年以上ずっと取引をされている方(途中でカードを使用していない期間の無い方)であれば、間違いなく過払いの状態でしょう。

Q
過払い金が発生しているかしていないかはどういった基準で判断ができますか?

例えば、生活費の足しに毎月少しだけ借入れと返済をされていた方とギャンブルで毎日のように借入れ・返済をされていた方では借入額も返済額も大きく異なっています。

そして、過払い金は①違法な利息で借りる⇒②それを返すということで初めて生まれるわけですから、頻繁に取引をされていた方の方が過払い金も大きく返ってくるわけです。

一言でいうと、「借りては返して」をたくさんされている方ほど過払い金は多く発生します。

借りるから返すものがあって、返すからより利息を多く払う、そして、過払い金が発生するという仕組みです。

なお、途中で1、2回完済をされて次の借り入れまでに期間が空いている場合(1年以上)や直近での借入れが多いかなどの事情によっても大きな違いがでてくるケースもあります。

Q
もう返済は終わっていて、5年前に全ての支払いを終えました。
このような過去の完済会社に対しても過払い金は取り戻せるものなのでしょうか?

可能です。

完済して現在支払うものがない状態でも、違法な金利を支払っていたという事実は変わりないからです。

そして、現在残っている借り入れがない以上は、借入れ残高から減額するということはないわけですから、全て過払い金として返金処理の対象となります。

この過払い金を、現在支払いを続けている他の会社の返済に充てることも完済している会社の有効な活用方法です。

ただし、「最後に支払いをされた日(完済した日)」から10年で時効にかかり返金は受けられなくなります。

現在であれば、平成14年に完済をされた方は今年時効を迎えるので注意されたほうがよいでしょう。

Q
完済の過払い金請求をしたいのですが、カードももう捨てちゃったし契約書やATMの伝票なども何一つ持っていません。こんな状態でもちゃんと過払い請求はできるのですか?

可能です。

支払いを終えた会社の書類やカードについては全く所持されていない方も多いですが、問題なく手続きは可能です。

極端な話、過去に借りていた会社名さえ分かれば過払い金請求の手続きはとることが可能なのです。

なぜなら、委任状を頂いた上で司法書士が正式に代理人となれば、その職権で完璧な調査を行うことができ、全ての貸付・返済の状況が明らかになるためです。

ただし、資料をお持ちのほうが無料相談の際にはより有効なアドバイスを受けられるでしょう。

Q
前に5社程度から借金をしていましたが、5年前におまとめローンで1本化しました。
この場合前に借りていた5社から過払い金の請求はできますか?

可能です。

おまとめローンで金融機関から貸金業者に返済がされても、金融機関は貸金業者の請求する金額をそのまま返済してしまっています。

つまり、本来は返済する必要のない違法金利分の利息まで返済をしてしまっているのが、法律家の債務整理とおまとめローンの決定的に異なる点です。

そのため、おまとめローンで1本化された後であっても、要は「違法金利を完済した」と同じ扱いなので、時効にかからない限り、過払い金請求を行い、返金を受けることが可能です。

この過払い金を現在のおまとめローンの返済に充てることで、ぐっと返済が楽になった方が当事務所でも何名もいらっしゃいます。

Q
過払い金は全額が当然のように返金されるものだと思っていましたがそうではないのでしょうか?
また、借入れ会社によって返金を受けられる金額は差があるのでしょうか?

業績がかなり悪化している会社とそうでない会社では、過払い金の返金額やその返還の時期は大きく異なります。

また、会社更生に入ってしまった武富士からは、過払い金の届け出期間終了のため、届け出をされなかった方は、もう過払い金の返還を受けることはできません。

破産してしまったSFコーポレーション(旧三和ファイナンス)やクラヴィス、民事再生に入ってしまったダイレクトワン(旧丸和商事 ニコニコ)なども同様です。

裁判をしないケースで全額を返還してくれる会社は皆無に等しく、発生額の5%以下の提示から90%近い提示のところまで様々です。

期間に関しても同様に、1ヶ月程度~1年以上先のところまであります。

裁判をすることで全額回収も可能ですが、控訴審まで抵抗するような業者、裁判で勝っても払わない会社と様々です。

大手貸金業者も含め資金的に余裕があるといえる会社は、現在はほとんどないというのが現状です。

過払い金を現在の返済に充てることで大きく状況が好転する方もいらっしゃいますので、早めの対応が必要と言えます。

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